最終黒単-Perfect Mono Black-
2014年7月10日 スタンダード
20《沼/Swamp》
4《変わり谷/Mutavault》
1ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
4《群れネズミ/Pack Rat》
3《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》
4《冒涜の悪魔/Desecration Demon》
4《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
1イニストラードの魂
4《思考囲い/Thoughtseize》
2《血の署名/Sign in Blood》
1潰瘍化
2《肉貪り/Devour Flesh》
2《胆汁病/Bile Blight》
4《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
1屍術士の備蓄品
2《地下世界の人脈/Underworld Connections》
1《エレボスの鞭/Whip of Erebos》
SB
1《死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead》
1腐敗喰いの蛆
1リリアナヴェス
2《闇の裏切り/Dark Betrayal》
2《破滅の刃/Doom Blade》
2《強迫/Duress》
2《ファリカの療法/Pharika’s Cure》
2無駄省き
2危険な櫃
このデッキはマッチアップが決まる前に組んでいたのだが、
全部を通して見て、また今後を考えると、随分見直す必要がある構築になった。
試したい新カードはばらけさせたが、
どうもぼんやりしてしまったので、
無駄省きとリリアナをメインに移した形も試してみたい。
そういったデッキはより除去コン型になるだろう。
さて、気を取り直して構築について解説させて頂く。
マナベースにはアーボーグが加わり、
変わり谷からも黒マナが出る(可能性)が増えた。
もっとも、このデッキは《夜帷の死霊/Nightveil Specter》を採用していない。
その理由は
・屍術士の備蓄品
にある。
このカードとイニスト魂によって、
役に立たないマッチにおける《生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie》と
《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》を2/2ゾンビに変換出来る。
また、フラッドした時も同様に除去を探しに行ける。
ライフを減らさずにルーティングモドキが出来る代わりに、
起動コストがかかるので細かい動きは5マナに到達してからになるが、
このカードが入った事で随分試合の運び方が変わった。
除去に至るまでの道筋が増えたのだ。
盤面に影響しない群れネズミ、というと言い過ぎだが、
ゆったりと進むゲームではかなりの力を発揮する。
無駄省きよりも無駄が無いので、今後もしかしたらこちらを主力にするかも知れない。
このように、メインボードは従来と同じく除去を頼りに
重いカードを連発するデッキに仕上がっている。
・良かった点、悪かった点
試したカードで弱かったのは
潰瘍化と無駄省きである。
無駄省きは、特に専用のサイドプランやメインプランを組んでやらないと、
とてつもなく無用の長物になる。
潰瘍化はライフロスが痛く、多用出来ないので厳しい。
しかし《胆汁病/Bile Blight》よりも軽く、
相手の谷や《夜帷の死霊/Nightveil Specter》《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》
といったカードに1マナで対応できる点は悪くなかった。
危険な櫃はなんとも言えない。
着地したマッチではペスと拘留、地下世界を巻き込んで活躍したが、
早いデッキ相手のカードという意味では、
《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》の方がこれからも使いやすいだろう。
ただ、《血の署名/Sign in Blood》を増やして置物ドローを減らすならば、
こういったカードにスロットを割くのも悪くない。
同型においても強いので、リリアナサーチを考えて1枚差すのが妥当か。
意外に便利だったのは
腐敗喰いの蛆で、
彼はコモンながら灰色商人に次ぐ活躍を見せた。
青単相手にはイマイチ発揮できなかったが(タッサが墓地に居れば活躍出来た)
赤単には落としたドラゴンを食べてムシャムシャとライフを回復させた。
今後鞭とのシナジーで
蛆のような重いカードが活躍する場面は増えそうだ。
サイドに復活したリリアナヴェスは往年の強さと弱さを備えたカードであり、
盤面への影響力は皆無である代わりに、
地道にゲームメイクが出来るカードである。
またもジェイスとミニシナジーしている所が皮肉だ。
以上を踏まえて次使うならばこのような構築になるだろう。
メイン
-1潰瘍化
-1《地下世界の人脈/Underworld Connections》
+1屍術士の備蓄品
+1《肉貪り/Devour Flesh》
サイド
-2無駄省き
-1危険な櫃
+1《強迫/Duress》
+2《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》
それでは、また次回。
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