過ぎた事は仕方がない。
我々に出来るのは、これから先どうすべきかという事だ。
>Let’s Rock!
Nicolです。
周囲の方が大変良い成績を収めているので、
今後参考になるかも知れない情報を纏めて掲載していきます。
近々に行われた大会では、
ヨピコさんの赤緑蜂怪物が晴れる屋10/05で2位、
マツダさんのスルタイリアニが晴れる屋9/28で9位、
サンガ君のスルタイミッドレンジがPWCLSで9位と、
上位成績を収めています。
デッキの中身自体は各人が載せてくれているので、
まずその大会の分布自体を見て見ましょうか。
初回はもっとも初期に行われた日曜日の大会です。
―14/09/28
1st オロスコントロール
2nd 緑信心
3rd 白赤黒ビートダウン
4th オロスコントロール
5th 赤白ビートダウン
6th 緑信心
7th ティムールパーミッション
8th ナヤPWC
1位と4位に入ったオロスコンですが、
優勝デッキはノンクリーチャーのPWC型、
4thデッキは解体者などが入ったミッドレンジ調となっています。
PWCタイプは大量のラスが入っている点、
ミッドレンジはサイドに《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》を入れている点が、
それぞれ意識しているものがわかりやすく参考になると思います。
緑信心は2タイプ入っていますが、両者共に明確な選択の違いがあります。
Tashiroさんのデッキは
《ケンタウルスの武芸者/Swordwise Centaur》が入っており、
弓も3枚と多く、序盤からの殴り合いを意識した形となっています。
対してOonoさんのデッキは
《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic》を入れつつ、
《女王スズメバチ/Hornet Queen》とニッサを4枚採るという、ビッグマナの形です。
メインとサイド後の意識も大幅に違い、
前者のビートダウンは、エンチャントが多い事を見越して
《再利用の賢者/Reclamation Sage》が入っています。
後者はミッドレンジの隆盛を予想して、パワーが高い
《起源のハイドラ/Genesis Hydra》が入っています。
更に、このビッグマナ型は僅かに赤を入れており、
そこから《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》や
《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》が飛び出します。
これは4位のオロス(マルドゥ)も行っていた事ですが、
この環境の神への対処し辛さを見越して、
継続した2点ダメージでコントロールやPWCを打ち取ろうという魂胆です。
3位と5位のビートダウンは、共に赤を基調としたビートダウンです。
新カードもお目見えしていますが、
ここでも《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》は槌を振るっています。
前環境の開始時に、
ロボ猫ふらみーさんが赤白信心というものを作っていまして、
(彼は直近のPWCなどで毎回TOP8入りしていますよ!)
当時私もそれをお借りして回させて頂いたのですが、
神1人でPWを4人屠ってしまったので、その性能の高さに驚いていました。
この環境では彼の神の真の力が発揮されそうですね。
7位のティムールパーミッションは注目のデッキです。
生物をインスタントタイミングで出るものや速攻を持つものに絞り、
メインから11枚のカウンターを搭載しています。
《解消/Dissolve》は前環境ではコントロールで見られるカードでしたが、
インスタントタイミングで動くこのデッキでは除去と同等に働くので、
普通のミッドレンジデッキよりもより正確なプレイングが求められます。
ティムールデッキも派生が多そうですが、今後に注目していきたいですね。
8位のPWCはよく練られた形になっています。
大量のパワーカードは、英雄の破滅4枚では対処しきれません。
サイドボードも《神討ち/Deicide》が採られており、
自身のデッキが何を最も苦手とするかを押さえた上で、
環境に繁茂しうるエンチャント対策として活用していました。
サイド後の《英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes》は
線の細いコントロールを打ち砕く恐るべきカードです。
しかしティムールパーミッションには明確に相性が悪く、
フィニッシャーの殆どを1or3マナで対処されるので厳しい所ですね。
☆総括
このように、TOP8のデッキを見ても、
1つとして同じものはありませんでした。
青黒信心という枷から解放されたのか、
新環境はアーキタイプの作成に意欲的なプレイヤーが多く見受けられます。
それだけ信心システムが幅を狭めていたのですが、
今回はクランカラーのみならず、2色のデッキも大幅に強化されているので、
出来るだけ多くのアーキタイプを把握しておくことが、
サイドボーディング含めてプランを立てる上で必要だと思います。
<○>―こっそり聞いた話だが―
この大会では、ロック鳥は全くといっていいほど姿を見せませんでした。
既存のデッキのアップグレードや新デッキにすんなりと入らないのは、
鳥自身がある程度の構築をしないと使えない事の現れです。
まぁ、5マナ域の単純勝負に負けているとか、
4マナ域の生物に勝てていないとか、他にも理由はあるんですが、
それはともかくその後鳥がどのように活躍の場を広げたのか、
そういった事も当方としては追っていきたい所存です。
条件さえ満たせば良いカードなので、活躍して貰いたいですね。
ちなみに私は1枚も持っていません。←
お次はPWCですよ!
では、また次回。
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