>Action!
Nicolです。

1st:Jeskai Tokens
2nd:UW Heroic
3rd:Jeskai Tempo
4th:BW Control
5th:ESP Control
6th:ESP Control
7th:Jeskai Tempo
8th:Jesikai Tempo


前回までのまとめ:デッキ分布色々
これは昨日の大会結果ですが、
また大きく変わりましたね。
8人中3人がSCG優勝を飾ったアーキタイプ、
ジェスカイテンポを使っています。

4と5、6はオリジナルのコントロール、
そして注目の2位と1位は青白英雄とジェスカイトークンです。
流石PWCといったところでしょうか、
環境初期においても優秀なデッキが必ず上位にやってきます。
(プレイヤーももちろん同じく)

優勝デッキのレビューはおいおいやるとして、
この分布から幾つか読み取れる事があります。



○1 緑系デッキの敗北

ジェスカイテンポが流行った場合、環境の緑は敗北します。
なぜそうなるのかと言うと、
4枚積みされている《カマキリの乗り手/Mantis Rider》が厳しいからです。
この常時3点を刻む生物は、マナクリーチャーの攻撃を許さず、
更に言うと、《森の女人像/Sylvan Caryatid》以外のマナクリは、
豊富な火力で確実に始末されるからです。
防空対策が不十分な緑系デッキでは、このジェスカイテンポには勝てません。
私の友人のマツダさんも、
9位入賞の時に負けた相手はジェスカイだと明言していました。


○2 対抗馬の存在

ではその青系デッキに強いのは何か?
ようは3点クロックに対抗できるようなヒッターで、
大振りではない部分が必要という事ですよね。
そこでコントロール側も
《道の探求者/Seeker of the Way》を積んだわけです。
5位のESPコントロールはこれを如実に現していますね。
同じクロックを持っているデッキにジェスカイテンポは相性が悪く、
メインにカウンターが少ない事もまた、バレてしまっている為に、
全体除去を躱す事が出来ません。
つまり全体除去をメインから入れていると、
線の細いテンポに止めを差せるわけです。
こうして、コントロールvsテンポの戦いが始まったように思います。(想像ですが)


○3 速攻デッキの不在

会場に直接行ったわけではないので憶測の範囲を出ませんが、
速攻デッキはこの勝ち馬には乗れなかったようです。
発売前こそラブルレッドの危険性が指摘されていましたが、
多くの火力を搭載したジェスカイテンポに構造上弱く、
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》を積んでいないタイプは
軒並み全滅といったところだったのでしょう。
スライ対バーンはバーンに軍配が上がりますからね。
しかもライフリンク付きがメインから入っているとあって、更に不利が増します。
今後はその部分をクリアできない速攻は影を潜めそうです。
PWCに持ち込まれたテンポは、
そういった速攻を意識してか、
《道の探求者/Seeker of the Way》を多目に採用していますね。
消えた部分はドローソースだったり火力だったりします。
この辺りは人によって意識が違いますね。大抵はドローソースが消えます。

緑の敗北、コントロール健在、速攻の不利
この3点を踏まえて、今後は構築を考えていく必要がありそうです。
いずれにしても乗り越えなくてはいけない壁は多いですね。

そして1位についてですが、
トークンズが他を押しのけて優勝しました。
実際は、2位の方が棄権したのでそれを受けて、というラッキーウィンですが、
それにしても上位に行くポテンシャルがあるようです。
《急報/Raise the Alarm》
《軍族童の突発/Hordeling Outburst》
といったカードは、それ単体をバックアップするカードがあると、
恐るべき力を発揮します。
このデッキだと
《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》がそれに当りますね。
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》に加え、
《撤回のらせん/Retraction Helix》まで入っているので、
一見してコンボと見違えますが、実際はトークンズです。
サイドボードは・・・ん?
5枚目の《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》が入ってますが間違いでしょうか。
システムを活かしたカードがてんこ盛りですね。
特筆すべき点はありませんが、
トークンズと召集はとても相性が良く、
このM15セットは今後も環境で使われていきそうです。

各デッキへのアドバイスなどは
次回以降に持ち越しですよ!
ではでは。

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索