暁の射手-Daybreak Archer-
2014年10月13日 スタンダード コメント (2)>シュババババ
Nicolです。
State Champのまとめは本サイトの方でやって力尽きたので、
ざーっと、アブザンについて書きます。
本家でもやるんですが肩慣らしという事で。
特集がなぜアブザンなのかというと、直近のPTで優勝したからですね。
3ヶ月以上同環境のスタンダードを戦い抜くためには、
今後「完成形」としてのアブザンがワサワサ出てくるであろう事を
想定しておかねばならんというわけです。
まずリストを書き直したので載せておきますね。
Ari Lax’s Abzan Midrange
2《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
4《森の女人像/Sylvan Caryatid》
4《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
4《包囲サイ/Siege Rhino》
2《風番いのロック/Wingmate Roc》
2《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
2《英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes》
3《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion》
4《思考囲い/Thoughtseize》
4《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
3《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
2《完全なる終わり/Utter End》
4《砂草原の城塞/Sandsteppe Citadel》
4《疾病の神殿/Temple of Malady》
1《静寂の神殿/Temple of Silence》
2《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
2《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
1《マナの合流点/Mana Confluence》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
3《森/Forest》
2《平地/Plains》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
○生物の選択
とうとうロック鳥が入りましたね!
それは置いといて、マナクリから始めましょう。
エルフが2枚に減っている理由ですが、
現環境におけるマナクリの強みと弱さを考慮しての減量です。
端的に言うならば、後半引いて嬉しくないので減らしたという事ですかね。
モリゾーとキッコロこと《森の女人像/Sylvan Caryatid》と
《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》に、
愛・地球博の《包囲サイ/Siege Rhino》まで入ってます。
このアブザンパビリオンはこれに鳥を入れて完成なわけですが、
これらの生物の選択理由は、
相手の速いクロックを止めて殴るのに最適な役目を持っている事です。
環境には
《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》や
《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》といった、
実に危険極まりない3マナ域の生物がいるので
それらに対して生物として抑止力を持っている事は大切なわけですね。
ロック鳥については説明不要だと思うので割愛!
○ PWの選択
マジホモソリンこと《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》、
エルズペスに加えて、メインはアジャニが採用されています。
これはメインで足りないクロックを補いつつ、
長期戦にも使える役割を期待しての採用のようです。
前環境でもナヤPWCでゼナゴスと組んで戦いましたが、
このデッキでもその動きが出来るわけですね。
○ 除去の選択
13枚採られた除去枠は、
危険な生物をほぼ確実に除去出来ると書いてあるカードです。
テーロスから続投した黒い呪文が強力な事は周知の事実でしたが、
この色の魔除けは更に足りない穴を埋めるのに十分な効果を持っています。
そういうわけで、メインにこの除去枚数を採るのは至極当然なのですが、
《完全なる終わり/Utter End》が2枚採られている事は、
この環境初期における不安が色濃く表れている形です。
土地と《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》を除く、
およそ全てのパーマネントを吹き飛ばせる除去ですが、
その重さ故に2枚採用は躊躇う方もいるかと思います。
しかしながら、環境に《撤回のらせん/Retraction Helix》を使う
コンボデッキが存在している以上
《帰化/Naturalize》系の役割も果たせるこのカードは、
必要最低限のケアが出来るので重要だと思われます。
この枠が《払拭の光/Banishing Light》ではない理由は、
置物やPWをインスタントタイミングで処理したいと考える他に、
無暗に見せて相手のサイド後《消去/Erase》を引き出さない為でもあります。
ざっとこんな感じで。
秘密に続くよ。
また次回。
コメント
このデッキはカードパワーは高いものの1ターンにワンアクションしか取れない(残忍な切断と思考囲いは例外)のでやはり手数で押されるのも弱いイメージ騎乗突撃とか、猫デーモンとかには普通に勝てないなと思っています。
今の攻め手側デッキは優秀な生物が多いのと、
使う除去が同じである関係上、
先手後手やタップインで初速が遅れると
リカバリーが難しくなってますね。