シシャ-Emissary-
2015年3月27日 スタンダード:メタ話>Buzz Buzz Buzz!
Nicolです。
龍紀伝のカードが環境に与える可能性について、
やっと今日からその経過が見られるんですね!楽しみ。
というわけでカードレビュー。
★《雷破の執政/Thunderbreak Regent》
入るデッキは赤緑系デッキ、赤白デッキ、そして赤単色デッキにも。
このシンボルが許されるならあらゆるデッキで使われる。
後述していく除去群が使える色合いなので、
ゲームデイプロモになったのは嬉しいよね。
★《オジュタイの模範/Ojutai Exemplars》
このモハン・ゲールは、
3つもモードを持っていて、呪文を唱えれば誘発するので、
多く呪文を入れたデッキで是非使いたい。
白絡みのデッキで使えるけど、一番はオジュタイで、次がマルドゥかな。
呪文が多目になった赤白でも使えるけど、
ハンデスかドローがある色でやりたいよね。
青白コンのフィニッシャーという位置で使われる事もあるかも。
★《狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller》
《英雄の刃/Hero’s Blade》と組ませる人もいるみたいだけど、
これははっきり言って《エレボスの鞭/Whip of Erebos》デッキで使うべきだ。
後続の連中が全員速攻になるし、よりアグレッシブに殴れる。
《奔流の精霊/Torrent Elemental》や《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》が、
皆速攻で殴ってくるんだ、怖くない?
赤緑系には《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》
《灰雲のフェニックス/Ashcloud Phoenix》
そして《雷破の執政/Thunderbreak Regent》がいるので枠を競うだろね。
シディシウィップで使うなら、間違ない、強いよ。
★《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
濫用持ちの中でも職権乱用の名にふさわしい能力持ちがこいつだ。
鞭デッキではこっちのが話題のようだが、
どちらかというとこいつはマルドゥのようなデッキで使ってみたい。
何でも持ってこれるんだからね。
★《死霧の猛禽/Deathmist Raptor》
言う事ないよね。緑は強くなった。
★《死者を冒涜するもの/Profaner of the Dead》
デスブランドはスーラクと同じく鞭デッキをアグロにする方向に合ってる。
組合せ次第で高いポテンシャルを誇り、特にトークンに効くね。
隆盛デッキが流行るようならこいつも出番が増えるかも知れないね。
★《アンデッドの処刑人/Undead Executioner》
同じ神話レア枠でもあまり際立たなかったのがこれで、
墓地と戦場を行ったりきたりするって意味合いでは青黒ゾンビで使えたけど、
それ以外の筋で使われる事は無いと思うよ。
黒信心なら使えるから、それが復権するようなら使われるね。
★《陽焼の執政/Sunscorch Regent》
これなんでこんなに安いの?結構ヤバイよ?
って言う私がヤバイ可能性はあるけど、それはさておき、
生き残ったら強い、という条件を満たしているカードなので、
除去されても一定のポテンシャルを残せるカード。
大体これが落ちる除去って何でも除去出来る除去なわけで、
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》の避雷針としては強いし、
ライフをリソースにするマルドゥやジェスカイでは欲しいところだよ。
ただその色は龍王も使えるから、今は評価が低いんだろうね。
★各種龍王
アタルカは間違いなく強い。
オジュタイもまた強く、シルムガルも強い。
コラガンはサイドインされると悶絶モノの強さで、
ドロモカはメインインされると絶句モノの堅さだ。
だからどれも使われて然るべきだし、
第2のタイタンシリーズとして覇権を争って欲しいな。
ここから除去とサイド。
★《焙り焼き/Roast》 《双雷弾/Twin Bolt》 《龍詞の咆哮/Draconic Roar》
なんと全部2マナで、全部高い効果が期待できる。
中でも上のマナコストのものを始末出来る《焙り焼き/Roast》は驚きの強さだ。
今まで赤緑系ではどうしても2枚必要な相手だった
《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》や
《包囲サイ/Siege Rhino》が1枚で倒せるのは大きいよね。
《双雷弾/Twin Bolt》は《急報/Raise the Alarm》や
《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》に合わせるのにちょうどよく、
《龍詞の咆哮/Draconic Roar》は《稲妻の一撃/Lightning Strike》と
入れ替えて使ってみてもいい除去の一角だ。
とにかく赤除去は強くなったよね。
★《光輝の粛清/Radiant Purge》
このカードが使える色は大幅にサイド後が得意になったね。
サイはもちろんだけど、わざわざ《消去/Erase》を積まなくても
これか《威圧の誇示/Display of Dominance》が役目を果たしてくれるかも。
依然として消去があったとしてもね。
★《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
アブザンアグロや信心t白にはメインから積まれるカードで、
これを受けて赤白使用者の減少があるかも知れない。
サイドカードとしても優秀だね。
★《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
これはドロモカの方と違って、サイド後によく見られるかも知れない。
もっとも、ドロモカほど明確な能力ではないので、使いづらさはある。
青黒などの相手に消耗戦を強くする意味合いで入れられるし、
同型でも同じ効果が期待できる。
色が合うなら積んでおいて損は無いよ。
★《強迫/Duress》
とくるとこのカードも相変わらず高い人気を誇りそうだ。
黒絡みのデッキはこのカードを武器にコントロールと張り合えるし、
今まで全て《思考囲い/Thoughtseize》だった枠にこれを足せるのは大きい。
逆にコントロールはこのカードを受けて生物を入れやすくなったと考えていいね。
★《正義のうねり/Surge of Righteousness》
相変わらず白は赤と黒が嫌いなんだな、ってくらい色対抗の中では効果的。
白赤同型よりは、対赤単や黒ビートに有効なので、
速攻ビートを意識するなら枚数が増えていくカードだね。
★《シルムガルの命令/Silumgar’s Command》
これは5マナなんだけど、盤面への影響力が高いので、
ドロコマについでメイン採用が在り得そうだ。
《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》を倒しながら
《前哨地の包囲/Outpost Siege》を戻せるんだから、弱くないでしょ?
それと、このカードが追加された事で、サイド戦で見られた、
《世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker》による完敗も、
多少なりとも緩和されていくだろうね。
青黒絡みのコントロールは喜んで使うし、鞭デッキでも使える。
★《威圧の誇示/Display of Dominance》
命令に対して強いのはもちろん、
緑系統が《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》を
1枚で倒せるってのはいい気分だよね。
ついでに《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》も倒せる。
鞭や包囲にも触れるっていうんで、サイドカードとしてはよくみられるだろうね。
でも生物に触れないから、ってのは強迫の時にも言った通り。
★《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
これは龍が積めない!ってんで評価が低いらしいんだけど、
龍王シリーズがタイタンとしての地位を確立したら、
ESPコントロールで使い勝手が良い打消しとして使える。
《予期/Anticipate》や《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》と一緒に、
龍王コントロールが組める1枚だね。
ESPは戦って相当の脅威を感じたので、
初期から最後まで、選択肢の広さとパワーの高さで上位に位置出来ると思うよ。
★《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
このカードで見るべきは、相手のライフを失わせる点。
白黒戦士にせよ、アブザンアグロにせよ、それより遅いデッキにせよ、
このダメージは結構重要な点で、
ソーサリータイミングながらテンポよくゲームを作れるので良いカードだ。
★《究極の価格/Ultimate Price》
帰って来たけど居場所はない、なんて事はない。
多色デッキでも単色のカードが多く使われる環境なので、
メインに積んで使えない試合はアブザンくらいで、他は全部有用だろう。
これ以上に優秀な除去を使える赤絡みのデッキでは出番がなく、
サイド後に軽量化を図る青系のデッキで用いられるだろうね。
その他枠ここから。
★《荒野の確保/Secure the Wastes》
《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》デッキで使うとその強さに驚くよ。
だって隆盛じゃ1/1じゃないからね。
序盤に使い捨てられるのもポイントで、4枚積むかは私は知らないけど、
2枚は積んでいいんじゃないかな。
★《神話実現/Myth Realized》
スタンダードでは《強迫/Duress》に対抗する、
白系コントロールの要になってくるかも知れないカードだよね。
隆盛で使ってもいいし、マルドゥみたいなタイプでも出番はある。
ただ意外と触りやすいから、それを踏まえての投入かな。
★《失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways》
これは生物というよりコンボパーツで、そういった意味合いでは
《ケイラメトラの侍祭/Karametra’s Acolyte》と同じ立ち位置。
違うのは、これは条件達成で勝てる事。
だから、コンボデッキでは使えそうだよね。
単純にティムールでも、4色でも、赤緑でも勝利条件が達成出来る。
当然《群衆の掟/Mob Rule》と合わせて使うべきだ。
★《揺るぎないサルカン/Sarkhan Unbroken》
いやブレッブレだと思うね、この能力。←
5マナ域だと《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker》や
《世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker》が使える色合いで、
これを使うって事はつまり
《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka》や
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》が使いたいんだろうね。
作ったデッキの中では最後まで考えさせられたカードで、
最終的にちゃんと4枚積めるカードだったから、こいつもPWだ。
まともな評価を下すなら、若き群れのドラゴンからのマナ加速で、
そうでなければ5マナドロー15点ゲイン。
デッキを組む時には奥義に期待するよりも、
まともな実用性のある上2つを考えた方が上手くいく。
★《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》
忠誠値が7!凄い!
ところで、現在4マナ域のPWには、盤面への影響力が求められてるね。
小粒を焼く《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》や
サイを押さえる《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》、
ブロッカーが優秀な《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》や
何でも虚空の罠しちゃう《ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact》
なんてのもいるんだけど、
これは何をしてくれるの?
このカードを使うなら、2個目の能力に期待したいところで、
その部分に適合した呪文を持つのは青、黒、赤、白。
《対立の終結/End Hostilities》2回で盤面が真っ新になったり、
《稲妻の一撃/Lightning Strike》2回で相手のライフを狙ったり、
《英雄の破滅/Hero’s Downfall》に奮励をつけたり出来る。
アドカードである事を評価したいけど、
落ちやすいって理由で
《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》が敬遠されてる昨今で、
ドロコマがあるとはいえ
《前哨地の包囲/Outpost Siege》を押しのけて有用なのかは疑問だな。
でも包囲と違ってプレイスタイルを選べるのは嬉しいね。
値段が高いのはヒロイン補正!
★《火口の精霊/Crater Elemental》
これもどうしようか迷ってるカードで、
除去なのかフィニッシャーなのかはっきりして欲しいよね。
期待してる枠なのは間違いないよ。だって堅いし、一応殴れる。
あとエレメンタルだ。赤青龍とか赤緑青エレメンタルの時代が来るかも。
★《集合した中隊/Collected Company》
アドカードすぎやしない?あ、墓地に落ちないか。
ティムールカラーが一番期待できるけど、そうでなくてもいい。
《修復の天使/Restoration Angel》にはなれないけど、
それよりもデカい事してくれそうではあるから、期待期待。
★《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
このカードは土地構成に多少なりとも変化を与えるよ。
イニストM14以降陰りがちだった土地効果も、
この1枚で少しずつ現実味が出て来たね。
龍王シリーズに執政シリーズ、
それにウギンも戻せるんだから、当該デッキはこれを使おうよ。
結構あるなぁ。
それじゃ、また次回。
Nicolです。
龍紀伝のカードが環境に与える可能性について、
やっと今日からその経過が見られるんですね!楽しみ。
というわけでカードレビュー。
★《雷破の執政/Thunderbreak Regent》
入るデッキは赤緑系デッキ、赤白デッキ、そして赤単色デッキにも。
このシンボルが許されるならあらゆるデッキで使われる。
後述していく除去群が使える色合いなので、
ゲームデイプロモになったのは嬉しいよね。
★《オジュタイの模範/Ojutai Exemplars》
このモハン・ゲールは、
3つもモードを持っていて、呪文を唱えれば誘発するので、
多く呪文を入れたデッキで是非使いたい。
白絡みのデッキで使えるけど、一番はオジュタイで、次がマルドゥかな。
呪文が多目になった赤白でも使えるけど、
ハンデスかドローがある色でやりたいよね。
青白コンのフィニッシャーという位置で使われる事もあるかも。
★《狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller》
《英雄の刃/Hero’s Blade》と組ませる人もいるみたいだけど、
これははっきり言って《エレボスの鞭/Whip of Erebos》デッキで使うべきだ。
後続の連中が全員速攻になるし、よりアグレッシブに殴れる。
《奔流の精霊/Torrent Elemental》や《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》が、
皆速攻で殴ってくるんだ、怖くない?
赤緑系には《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》
《灰雲のフェニックス/Ashcloud Phoenix》
そして《雷破の執政/Thunderbreak Regent》がいるので枠を競うだろね。
シディシウィップで使うなら、間違ない、強いよ。
★《アンデッドの大臣、シディシ/Sidisi, Undead Vizier》
濫用持ちの中でも職権乱用の名にふさわしい能力持ちがこいつだ。
鞭デッキではこっちのが話題のようだが、
どちらかというとこいつはマルドゥのようなデッキで使ってみたい。
何でも持ってこれるんだからね。
★《死霧の猛禽/Deathmist Raptor》
言う事ないよね。緑は強くなった。
★《死者を冒涜するもの/Profaner of the Dead》
デスブランドはスーラクと同じく鞭デッキをアグロにする方向に合ってる。
組合せ次第で高いポテンシャルを誇り、特にトークンに効くね。
隆盛デッキが流行るようならこいつも出番が増えるかも知れないね。
★《アンデッドの処刑人/Undead Executioner》
同じ神話レア枠でもあまり際立たなかったのがこれで、
墓地と戦場を行ったりきたりするって意味合いでは青黒ゾンビで使えたけど、
それ以外の筋で使われる事は無いと思うよ。
黒信心なら使えるから、それが復権するようなら使われるね。
★《陽焼の執政/Sunscorch Regent》
これなんでこんなに安いの?結構ヤバイよ?
って言う私がヤバイ可能性はあるけど、それはさておき、
生き残ったら強い、という条件を満たしているカードなので、
除去されても一定のポテンシャルを残せるカード。
大体これが落ちる除去って何でも除去出来る除去なわけで、
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon》の避雷針としては強いし、
ライフをリソースにするマルドゥやジェスカイでは欲しいところだよ。
ただその色は龍王も使えるから、今は評価が低いんだろうね。
★各種龍王
アタルカは間違いなく強い。
オジュタイもまた強く、シルムガルも強い。
コラガンはサイドインされると悶絶モノの強さで、
ドロモカはメインインされると絶句モノの堅さだ。
だからどれも使われて然るべきだし、
第2のタイタンシリーズとして覇権を争って欲しいな。
ここから除去とサイド。
★《焙り焼き/Roast》 《双雷弾/Twin Bolt》 《龍詞の咆哮/Draconic Roar》
なんと全部2マナで、全部高い効果が期待できる。
中でも上のマナコストのものを始末出来る《焙り焼き/Roast》は驚きの強さだ。
今まで赤緑系ではどうしても2枚必要な相手だった
《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater》や
《包囲サイ/Siege Rhino》が1枚で倒せるのは大きいよね。
《双雷弾/Twin Bolt》は《急報/Raise the Alarm》や
《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》に合わせるのにちょうどよく、
《龍詞の咆哮/Draconic Roar》は《稲妻の一撃/Lightning Strike》と
入れ替えて使ってみてもいい除去の一角だ。
とにかく赤除去は強くなったよね。
★《光輝の粛清/Radiant Purge》
このカードが使える色は大幅にサイド後が得意になったね。
サイはもちろんだけど、わざわざ《消去/Erase》を積まなくても
これか《威圧の誇示/Display of Dominance》が役目を果たしてくれるかも。
依然として消去があったとしてもね。
★《ドロモカの命令/Dromoka’s Command》
アブザンアグロや信心t白にはメインから積まれるカードで、
これを受けて赤白使用者の減少があるかも知れない。
サイドカードとしても優秀だね。
★《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》
これはドロモカの方と違って、サイド後によく見られるかも知れない。
もっとも、ドロモカほど明確な能力ではないので、使いづらさはある。
青黒などの相手に消耗戦を強くする意味合いで入れられるし、
同型でも同じ効果が期待できる。
色が合うなら積んでおいて損は無いよ。
★《強迫/Duress》
とくるとこのカードも相変わらず高い人気を誇りそうだ。
黒絡みのデッキはこのカードを武器にコントロールと張り合えるし、
今まで全て《思考囲い/Thoughtseize》だった枠にこれを足せるのは大きい。
逆にコントロールはこのカードを受けて生物を入れやすくなったと考えていいね。
★《正義のうねり/Surge of Righteousness》
相変わらず白は赤と黒が嫌いなんだな、ってくらい色対抗の中では効果的。
白赤同型よりは、対赤単や黒ビートに有効なので、
速攻ビートを意識するなら枚数が増えていくカードだね。
★《シルムガルの命令/Silumgar’s Command》
これは5マナなんだけど、盤面への影響力が高いので、
ドロコマについでメイン採用が在り得そうだ。
《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》を倒しながら
《前哨地の包囲/Outpost Siege》を戻せるんだから、弱くないでしょ?
それと、このカードが追加された事で、サイド戦で見られた、
《世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker》による完敗も、
多少なりとも緩和されていくだろうね。
青黒絡みのコントロールは喜んで使うし、鞭デッキでも使える。
★《威圧の誇示/Display of Dominance》
命令に対して強いのはもちろん、
緑系統が《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》を
1枚で倒せるってのはいい気分だよね。
ついでに《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》も倒せる。
鞭や包囲にも触れるっていうんで、サイドカードとしてはよくみられるだろうね。
でも生物に触れないから、ってのは強迫の時にも言った通り。
★《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn》
これは龍が積めない!ってんで評価が低いらしいんだけど、
龍王シリーズがタイタンとしての地位を確立したら、
ESPコントロールで使い勝手が良い打消しとして使える。
《予期/Anticipate》や《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation》と一緒に、
龍王コントロールが組める1枚だね。
ESPは戦って相当の脅威を感じたので、
初期から最後まで、選択肢の広さとパワーの高さで上位に位置出来ると思うよ。
★《自傷疵/Self-Inflicted Wound》
このカードで見るべきは、相手のライフを失わせる点。
白黒戦士にせよ、アブザンアグロにせよ、それより遅いデッキにせよ、
このダメージは結構重要な点で、
ソーサリータイミングながらテンポよくゲームを作れるので良いカードだ。
★《究極の価格/Ultimate Price》
帰って来たけど居場所はない、なんて事はない。
多色デッキでも単色のカードが多く使われる環境なので、
メインに積んで使えない試合はアブザンくらいで、他は全部有用だろう。
これ以上に優秀な除去を使える赤絡みのデッキでは出番がなく、
サイド後に軽量化を図る青系のデッキで用いられるだろうね。
その他枠ここから。
★《荒野の確保/Secure the Wastes》
《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》デッキで使うとその強さに驚くよ。
だって隆盛じゃ1/1じゃないからね。
序盤に使い捨てられるのもポイントで、4枚積むかは私は知らないけど、
2枚は積んでいいんじゃないかな。
★《神話実現/Myth Realized》
スタンダードでは《強迫/Duress》に対抗する、
白系コントロールの要になってくるかも知れないカードだよね。
隆盛で使ってもいいし、マルドゥみたいなタイプでも出番はある。
ただ意外と触りやすいから、それを踏まえての投入かな。
★《失われた業の巫師/Shaman of Forgotten Ways》
これは生物というよりコンボパーツで、そういった意味合いでは
《ケイラメトラの侍祭/Karametra’s Acolyte》と同じ立ち位置。
違うのは、これは条件達成で勝てる事。
だから、コンボデッキでは使えそうだよね。
単純にティムールでも、4色でも、赤緑でも勝利条件が達成出来る。
当然《群衆の掟/Mob Rule》と合わせて使うべきだ。
★《揺るぎないサルカン/Sarkhan Unbroken》
いやブレッブレだと思うね、この能力。←
5マナ域だと《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker》や
《世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker》が使える色合いで、
これを使うって事はつまり
《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka》や
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》が使いたいんだろうね。
作ったデッキの中では最後まで考えさせられたカードで、
最終的にちゃんと4枚積めるカードだったから、こいつもPWだ。
まともな評価を下すなら、若き群れのドラゴンからのマナ加速で、
そうでなければ5マナドロー15点ゲイン。
デッキを組む時には奥義に期待するよりも、
まともな実用性のある上2つを考えた方が上手くいく。
★《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》
忠誠値が7!凄い!
ところで、現在4マナ域のPWには、盤面への影響力が求められてるね。
小粒を焼く《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》や
サイを押さえる《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave》、
ブロッカーが優秀な《歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler》や
何でも虚空の罠しちゃう《ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact》
なんてのもいるんだけど、
これは何をしてくれるの?
このカードを使うなら、2個目の能力に期待したいところで、
その部分に適合した呪文を持つのは青、黒、赤、白。
《対立の終結/End Hostilities》2回で盤面が真っ新になったり、
《稲妻の一撃/Lightning Strike》2回で相手のライフを狙ったり、
《英雄の破滅/Hero’s Downfall》に奮励をつけたり出来る。
アドカードである事を評価したいけど、
落ちやすいって理由で
《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》が敬遠されてる昨今で、
ドロコマがあるとはいえ
《前哨地の包囲/Outpost Siege》を押しのけて有用なのかは疑問だな。
でも包囲と違ってプレイスタイルを選べるのは嬉しいね。
値段が高いのはヒロイン補正!
★《火口の精霊/Crater Elemental》
これもどうしようか迷ってるカードで、
除去なのかフィニッシャーなのかはっきりして欲しいよね。
期待してる枠なのは間違いないよ。だって堅いし、一応殴れる。
あとエレメンタルだ。赤青龍とか赤緑青エレメンタルの時代が来るかも。
★《集合した中隊/Collected Company》
アドカードすぎやしない?あ、墓地に落ちないか。
ティムールカラーが一番期待できるけど、そうでなくてもいい。
《修復の天使/Restoration Angel》にはなれないけど、
それよりもデカい事してくれそうではあるから、期待期待。
★《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon》
このカードは土地構成に多少なりとも変化を与えるよ。
イニストM14以降陰りがちだった土地効果も、
この1枚で少しずつ現実味が出て来たね。
龍王シリーズに執政シリーズ、
それにウギンも戻せるんだから、当該デッキはこれを使おうよ。
結構あるなぁ。
それじゃ、また次回。
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